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老子・荘子に学ぶ
「人生を最高に生きる 老子の言葉」

生涯現役のコツ:満ちることを望まない生き方

― 人生を最高に生きる 老子の言葉 ―

道を保つものは、盈(み)つることを欲せず

── 無為自然の道を守る者は程をわきまえているので満つることを欲しない

初代学長 早島天來著 「定本・老子道徳経の読み方」より


満ちることを望まない生き方

さあ、今日は老子第15章に学びましょう。

「満ちることを望まない」という生き方です。


私たち現代人は、毎日忙しく働き、その結果として自分の希望をより多く叶え、多くのものを手にしたいと望みます。
つまり希望は完全に達成するのがよく、また何かを手にいれるなら、それは満ちるのが良いと考えるのです。

ところが老子は言っています。

天地自然に添った道の生き方に通じた人は、満ちることなど、望まないというのです。
逆に人生を、冬の川を渡るように気をつけて過ごし、四方を敵に囲まれているように慎重に行動し、まるで濁った水のように混沌としているが、自然にその水が澄んでくるように、いつのまにか周りを治めてしまうような大きな人で、皆が安心して暮らせるような世の中にする人なのです。 

そんな道を体得している人は、満ちることを求めていないというのです。
そして満ちれば次に訪れるのは、衰退なのです。 


そのことを、道を会得した人は知っています。
欲望を追い求め、無理をすると、結果として多くのものを失い、何も残らないということを、知っているのです。

私たちもぜひ道を会得した、そんな生き方がしてみたいものですね。
では日常生活ではどのように実践してゆけば良いでしょう。



腹八分に医者いらず

まず食事で考えれば、昔から「腹八分に医者いらず」という言葉があるように、食べ過ぎをせずに、腹八分でいつも2分の余裕を残して食事をすれば、メタボリック症候群になることもなく、コレステロール値を気にする必要もありません。

あと一口、あと一杯をやめるのです。
断食をするのではなく、2分残せば良いのです。

そうすればサプリメントや薬に頼ることなく、健康な胃腸を手にいれることが出来るでしょう。



人生も腹八分

同じように、「人生も腹八分」でいけば良いのです。

仕事をするときに、目の前の成績ばかりにとらわれて、睡眠時間も削って、気力も体力も使いはたして、最後は体調をくずすまで働き続けるのでなく、その2分を残して、翌日の準備や、健康管理、家族との楽しい時間に使うのです。


そのほうが、心身共に健康で働けますから、結果として仕事も充実し、家族の協力も得られ、何より人生が楽しくより豊になることでしょう。

人生の腹八分は、老子の教える「満ちることを求めない」、人生の歩き方の真理なのです。



生涯現役のこつ

日本を始めとして先進諸国は、これから高齢化の時代を迎えますが、高齢になっても、これまでの人生経験や仕事の経験を生かして、元気に社会の中で仕事をしながら、人生の腹八分をモットーに、生涯現役で生きられたら、日本の高齢化の問題点も、多くが改善されることでしょう。

さあ、人生の腹八分を実践し、この春は、仕事も家庭も人生も、より楽しく豊かに生きてゆきましょう。



道家道学院受講生の声

今まで、体調がすぐれず、夜行バスで出かけることや、遠出をすることは、できなかったのですが、導引術をしたり、動功術をすることにより、元気になり、20年近くどこにも出かけたことがなかったのに、東京や福岡に出かけたり、夜行バスに乗って出かけたりしています。

※このページは、KKベストセラーズ「一個人5月号」の連載記事
  「人生を最高に生きる 老子の言葉(早島妙聴監修)」をご紹介しています。
  この連載は、定本「老子道徳経の読み方 早島天來編」に更に詳しい解説を加え、
  老子の言葉をわかりやすく伝えています。


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更新日 2015年3月26日

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