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老子・荘子に学ぶ
「人生を最高に生きる 老子の言葉」

高い楼閣も一握りの土を盛るところから
  ~生涯現役で楽しく人生を生きる心構え

― 人生を最高に生きる 老子の言葉 ―

さあ、今月は老子第64章「高い楼閣も一握りの土を盛るところから始まり、千里の道も一歩から始まる」です。

この章は、私たちの人生を生きる心構えを教えています。

九層の臺も累土より起り、千里の行も足下より始まる

── 高い楼閣も一握りの土を盛るところから始まり、
千里の道も一歩から始まる

初代学長 早島天來著 「定本・老子道徳経の読み方」より


成功は努力の積み重ね

九階建ての高殿も、土を積んで基礎から固めることで、しっかりした建物となり、千里の道もまず足下の一歩が基礎であり大切で、基礎のない人生は「砂上の楼閣」だと教えているのです。


皆さんもこれまでの人生で度々経験してこられたのではないでしょうか。

仕事での成功も、人生での達成感も、突然手に入るものではなく、それまでの沢山の失敗や努力の上にやっと到達するものです。

そして、これが天地自然の理なのです。



基礎のない楼閣はもろい

ところが忙しい時代に生きる私たちは、つい時を急いで、努力をせずに安易な成功を手にいれたいと望み、また簡単に大金やチャンスをものにした人をうらやみます。

そして、自分もそんな楽な道を行きたいと考えがちですが、実はあまり苦労せずに手いれたものは、一見立派な楼閣に見えても基礎がないので、簡単なことで崩れたり、失いやすいのです。


以前、建材を減らして、手抜き工事で創られた耐震性がないビルの問題が大騒ぎされたこともありましたが、自分のマイホームを手にいれたいと思ったときも、基礎がしっかりとしていない、台風や地震がきたらこわれてしまうような、華奢な家など、誰が買いたいと思うでしょうか?


本当に必要とされるものを使う側の気持ちになって丁寧に創る。

3D加工や大量生産のものだけでなく、丁寧につくられた他にない特別な一品を求める人も増えています。


自然環境に調和した、日本人が続けてきた丁寧なものつくりの基本が、今あらたに見直されようとしています。

時代が変わったといっても、この自然の道の理は、変わっていないのです。



生涯現役の旅

では私たちが自分の人生でいったい何を達成したのか、自分の楼閣は?と考えたときに、地位や財産、立派な家など、外にある形あるものばかり目を向けがちです。

人生の最も大切なものは私たちの内面にあり、人間としての一個人の生き方、その心と体に、すべてが現れているのではないでしょうか。


あなたの人生の楼閣は、あなた自身であり、またあなたの家族なのです。

そして今も人生の旅は続いています。


人生を共に歩んでいる、親や夫や妻や子供たちに感謝の一言を忘れずに、また人生を豊かにしてくれる同僚や友人 知人のつながりを、大切にしようではありませんか。

そうすれば、明日の一歩はまた、楽しく夢を持って歩み出せることでしょう。


人生の主役は、あなた自身なのです。

さあ、今日も人生の楼閣の完成にむけて、生涯現役、楽しい旅を続けてゆきましょう。



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※このページは、KKベストセラーズ発行の月刊誌「一個人」の連載記事
  「人生を最高に生きる 老子の言葉(早島妙聴監修)」をご紹介しております。
  この連載は、定本「老子道徳経の読み方 早島天來編」に更に詳しい解説を加え、
  老子の言葉をわかりやすく伝えています。


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更新日 2015年6月26日

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