TOP > 宇宙との共生 > どんな時代も生きぬく「道」TAO(4)
人間の考え方そのものを見直す時が来ています。
自然にいかされる自分であることに気付くことなのです。
人間のために自然を利用して、人間が自然を支配し、地球の、宇宙の主導権をにぎることを競った時代はもう終わりました。
いえ、終わらせなければならないのです。
人類は今こそ 大いなる悲劇、3.11をこえ、またそれに続く大型台風やハリケーン、
天地自然の大きな変動を目の前にして、成長しなければならないのです。
気付かなければならないのです。
「人間が自然を支配する」そんなことは不可能であり、根本的な考え方が間違っていることを知らなければなりません。
私達人間がよごしてしまったこの地球、
自然のサイクルをある限界まで壊してしまったつけは、
私達人間が受けることになるのです。
これが陰陽調和、無為自然の世界です。
人間は限りない欲望に突き動かされて、人間の都合で自然に手を加え、
次々と自然を破壊して街をつくり、ビルを建設し、工場を建てました。
そして生産はより効率的に、大量に、利潤はもっと膨大に
と限りない欲望の追求をしつづけていくうちに
いつか本当に目的だった、「人類の本当の幸せ」ということを、置き忘れてしまっているのではないでしょうか。
そしてこの地球には、そしてこの宇宙には、
人類以外の生物がたくさんいて、また多くのものが存在して
そして、実はそれらすべての存在にそれぞれ意味があることを
忘れてしまってきたのです。
3.11を越えた私達日本人は、おそらく今、目をひらくチャンスの時に来ています。
天地自然に身をまかせ、すなおになって地球の一部として生かされる生き方
そのことがわかると天地自然の陰陽調和の流れを感じられ、
その流れに乗ることができるのです。
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