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含徳の厚きは赤子に比す
毒虫もささず、猛獣もよらず
『老子』は無為自然の生き方の象徴としてたびたび赤ん坊をとりあげています。
徳を内に秘めた人は赤ん坊のようだと言っているのです。
赤ん坊は純粋無垢だから、毒虫も刺さないし猛獣も爪をかけないと言っています。
天から産み出されたままで対立や邪気がないので、野生動物も敵対の気持ちを持たないのでしょうね。
私たち女子も、赤ちゃんだったころを思い出して、対立のない無邪気な生き方をしましょう。
そうすれば、この複雑な現代社会に生きても、傷つけられることはないのです。
そして赤ちゃんは1日中泣いていても、不思議に声がかれることがありません。
その気の最強パワーに、ママ達は毎日悪戦苦闘です。
では赤ちゃんは、なぜ声がかれないのでしょうか?
実は、そこには無為自然の秘密が隠されているのです。
宇宙の真理「道」TAOを説いた哲学書『老子』には次のように書かれています。
赤ちゃんの泣き方は、泣きっぱなしでなく、泣いたら息をいれる、その絶妙な呼吸法で泣いていると。
そしてまた、赤ちゃんの泣き方に象徴されるように、この世の中のすべての存在は、絶妙な調和で成り立ち、そして無為自然の調和にそって変化しているのです。
つまり赤ちゃんはこの宇宙の調和に添って生きているので、いくら泣いても声がかれないし、小さな体に驚くほどの気の最強パワーを身につけているのです。
う~~ん。赤ちゃんに学び、私たち女子も、そして子育てママたちも、この気の最強パワーを手にいれましょう。
私たち女性もこの絶妙な呼吸法や、調和した生き方を身につけたら、もっと疲れずに楽しい1日を過ごせることでしょう。
頑張りすぎて、疲れがたまっているあなたに、『老子』からのメッセージです。
動いたら、ふっと休みなさい。
この仕事は終わりまでやらなくちゃ、と力まないで、疲れたらちょっと休んで気を入れるのです。
そのちょっとした休憩があなたに元気を取りもどさせてくれるはずです。
なにしろ、それが宇宙の原理であり、無為自然の調和なのですから。
そして、私たち女子が、「動いたら、休む」という、その絶妙の調和を身につけたら、沢山の仕事をかかえても、家事をしても、あなたは疲れはてて、いらいらする自分に泣きたくなる、そんな思いをせずに、充実した楽しい人生を過ごせるのです。
子育てって、本当に大変です。
なにしろ赤ちゃんは、天から気の最強パワーをさずかり、その上、絶妙の呼吸法まで身につけているのですから。
子育てママの皆さん、いつも本当にごくろうさま。
そして、たまには自分自身にも、そう言ってあげましょう。
そして忘れないでください。
子育てって、宇宙から降りてきた新たな命を育てているのです。
一人の人間を育てているのです。
これほど大きな大切な仕事はありません。
「私は今日も頑張れた。」そう自分を褒めることで、きっとまた元気がわいて来ることでしょう!
そして、自分一人で背負わないことです。
子供はママ一人が育てなければいけないのではなく、天地自然によって、時が来るとすくすくと身長が伸びます。
また言葉もしゃべるようになります。
街にでれば、多くの人達から声をかけられ、そしてまた この忙しい現代でも、優しく手を貸してくれる人もいるでしょう!
まわりにいるご家族、夫、兄弟姉妹、皆に助けてもらい、皆と力をあわせて、この一人の人間を育てるという大事業を、なしとげてゆきましょう。
子育てママのみなさん、ぜひ一人で背負って苦しまないでくださいね。
宇宙から降りてきた新しい命は、天地自然がそして社会が共にそだててゆくのですから。
そしてもう一つ、ママが忘れてはいけないことがあります。
あなたのこの腕にだかれている赤ちゃんは、なんといってもママの笑顔が大好きです。
ママの笑顔、優しい声で、癒やされ、安心し、すくすくと成長してゆきます。
ママの幸せな気持ちを感じ、ママの安心した心臓の鼓動を聞いて、安心してどんどん成長するのです。
なんといってもママなのです。
誰よりママなのです。
それを決して忘れないでくださいね。
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