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中医文化学者 林中鵬先生による"新型ウイルス肺炎に効果的な漢方薬の処方"

林中鵬先生より、新型肺炎に効果的な漢方薬の処方を紹介してくださっている記事をご紹介します

日本道観で数年来、道TAOの医学哲学について共同研究を続けてきて多くのご指導をいただいている林中鵬先生は、サーズが蔓延したときに政府の依頼で漢方薬による治療に当たられたそうです。

今日はその 林中鵬先生の大切なお話と、新型肺炎に効果的な漢方薬の処方を紹介してくださっている記事をご紹介します。

日本道観道家道学院一同は 一日も早く中国で感染されたかたが回復され、そして日中だけでなく、世界がこの新型肺炎の天災に打ち勝ち、安全な時が戻ることを、祈り続けております。 

早島妙聴



林中鵬教授



「漢方薬は防疫の戦場に入るために適切なプラットフォームが必要」
-専門家は特定の治療計画の提示が必要で、そうでない場合は「責任回避」

 

2020年1月26日、伝統的な中国医学人類学研究委員会の関係者は、2003年に広州のSARS流行地域に深く入った80歳の学者である林中鵬氏に電話でインタビューした。 林氏は、多数の医療関係者、政府資源、厚生資源が逆に移動し、武漢に駆けつけたことはどこかに困難あれば、四方八方から支援が来るという民族精神を表し、感動された。流行は必ずコントロールできると語った。

林先生は、この流行は「強い毒のある流行的なウイルス伝染病」であり、今世紀に中国で少なくとも4回発生していて、ある程度の経験を積み、専門家グループを訓練したはずであった。しかし、専門家の最近の言葉と行為が紛らわしいと指摘した。 たとえば、具体的な治療計画についは話さない。ー過去に推進された「大量・早めにホルモンを使う」などというような西洋医学プログラムも当年実施された伝統的な中国医学の方法も言わず、ただ「隔離」等の管理手段や科学知識の普及などの話だけ紹介した。こうであれば、自己責任を負わないことになる。 林先生は、コロナウイルスとの闘いは体系的なプロジェクトであり、各ポストがその役割を果たし、すべての責任が政府に委ねられるべきではないと考えられている。

 

林先生は、現在の公開情報から、国内外の多くの学者が、新しいタイプのコロナウイルスは2003年のSARSよりも毒性が低いと考えているが、SARSと戦った経験から学べるものがまだまだいっぱいある。現在の経験の多くはH7N9とMERSを扱った経験からのものであり、これら2つのウイルスのサンプル数が不十分であり、中医も登場していなかった。 2003年の経験は命と大量の資源と交換された大切なもので、そのような経験が使用されないことは残念であり、また戦闘全体の戦略的方向性にも影響を与える。

 

林先生は、中国での防疫の歴史についても話した。 彼は、中国には少なくとも1800年の防疫の歴史があり、豊富な経験を蓄積していると考えている。防疫で使用される医学、公衆衛生、および行政措置は、当時の政府当局と密接に関連していたため、防疫の決定は、学術的な決定であるというより、むしろ政治的決定やゲームである。 1月25日の中央指令は非常に重要である。 肺炎の流行に対抗するには、伝統的な中国医学と西洋医学の統合に関する中央政府の指示を断固として明確に実施しなければならず、中医は流行予防の戦場に入る適切なプラットフォームを備えていなければならない。

 

この2日間にインターネット上で多くのユニットや個人から提供された中医の処方に関して、林先生は2003年のSARS抵抗体験の最も重要な1つは中国医学と西洋医学を組み合わせて戦うことであると考えている。中医は古代中国の科学の宝であり、現代防疫事業の中にも大切な役割を果たしている。特にホルモン、抗生物質、血清、ワクチン、ブロッカー、遺伝子治療などを使うのが難しい場合、漢方薬の方法論やソリューションにより重視しなければと。しかし、公に報告された死亡例では、中医での診断と治療を受けたことはなさそうである。(他の治療情報もめったに開示されない)。さまざまな中医ソリューションの中で、林先生は、仝小林、彭勝権及び劉清泉の三人の意見は特に注目すべきだと考えている。 3人の医師は有名な温病学学者であり、仝小林氏は1人で200人以上のSARS患者を治療して、彭勝権氏は2003年にSARS専門家チームのメンバーで、劉清泉先生も今回最前線に立ち、コロナウイルスの病因は「湿熱」ではなく「湿毒」であると言う重要なビューを提示し、将来の治療方針(涼性の薬を大量に使用するかどうかなど)に方向を明らかにした。

 

公衆衛生対策について言えば、先生は2003年のSARS期間中、北京の90,000人を超えるバスレンタル労働者が誰もSARSに感染していないことは奇跡であると指摘した。 林先生は、適切な換気と適切な量の野外活動が鍵であり、いわゆる「隔離」は完全な閉鎖ではないことを指摘された。 武漢の医療従事者は今回感染症にかかっている方が多いため、自身の保護に特に注意を払う必要がある。 換気に加えて、鄧鉄涛氏は医療従事者に定期的に漢方薬を服用させる必要があると、仝小林学者はニンニクを食べようと主張する。 さらに、広東省と北京は、豊富な経験により独自の予防および管理プログラムを作り、武漢および他の地域を適時に支援する可能性がある。

 

昨今、インターネット上での遺伝子戦争の主張はますます激しくなっており、林先生はこれらの主張は実証されていないものの、重視しなければならないと考えている。 実際、中医の方法論は、遺伝子戦争にとっても依然として重要であり、比較優位になる可能性さえある。 SARSコロナウイルスに関する限り、その遺伝子は30,000未満であり、人間の遺伝子は最大3億で、これははるかに「賢く」、人体の自己組織化能力の正常な機能はウイルスを「殺す」のに十分です。 この能力を刺激し調整する方法は、まさに中医の価値である。

代用お茶

1.芦一本、約20グラム、お湯をいれてお茶代わり飲む
これは「千金苇茎湯」の簡略版

2.三根湯
 白菜の根,芫荽の根,ネギの根,
 各10グラム,煮えてお茶代わり飲む。

漢方薬1

千金苇茎湯加减:
芦根20グラム;ハトムギの実10グラム;
冬瓜の実10グラム;桃の実10グラム。

芦は肺をきれいにし、熱を取り除き、咳を和らげ、ハトムギの実は熱と湿気を取り除き、桃の実は滞りを除き、冬瓜の実は熱を取り除く。三つの実が同時に使われ、腸に効果がある。腸をスムーズに綺麗にし、肺と腸は裏表の関係で、肺の熱は腸を通して取り除き、全面的に熱を取り、温毒を癒す。

以上の処方は通用で、状況が許せならば、当地の中医先生に訪れて、より的確な個人用の処方をもらう。

「上述の処方は広州漢方薬大学リハビリ医学部常務副主任余瑾により。当校はとう鉄涛先生が生前の働く場所である。」

2.清温一号:

升麻6g 羌活6g 荆芥10g
柴胡6g 連翹10g
银花10g
芦根10g
たんぽぽ15g
板蓝根10g 黄芩6g
射干6g ミント5g 甘草10g

方解:連翹银花は熱を取り消し、解毒;
芦根は甘くて寒性で、たんぽぽは穏やかでやや苦いので、 上下合わせで陰陽に合う;

升麻、射干は肺の熱、毒を解する;
柴胡は表裏を調和し、肝を陽にあげる;
羌活荆芥は風邪を取り除き;黄芩は肺の熱、咳に利く
甘草は和らげ、痰、咳を取り除く......

---北京有名な中医先生である徐大成先生により



出典: 态预防|中医要有合适的平台进入防疫战场(上和中医文化)

 


更新日:2020.01.30


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