本来の自分自身への回帰

背中に背負った荷物を、
一度、みんな置いてほっとしたい
それこそが人間が皆持っている本性
無為自然への回帰なのです。

そしてそれは
本来の自分自身への回帰なのです。

人は荷物を背負い込みすぎています。
実はそれは我執なのです。
執着なのです。

人はまわりに気を使いすぎています
実はそれは我執なのです
執着なのです。

もっと自然に生きれば良い
あなたのありのままに生きればよい

でも誰かにそう言われたことがあるけれど
自分のありのままって何？　
もうとっくの昔に忘れてしまったみたい
あまりに人の目を気にしすぎて、毎日一生懸命　生きてきてしまった

そんなあなたも、無為自然への道はここに開かれているのです。
まずは体から、無為自然に戻してあげることから始めましょう。

私たち人間の体は宇宙の一部なのです。
そのことを、古代中国に生まれた中国伝統医学では
「人体は小宇宙」そう表現します

そうなのです
小宇宙のこの私たちの体を
大きな宇宙の法則にそって、自然な気の流れにもどしてあげること
これが大切なのです。
小宇宙が、その自然な気の流れを取りもどしている状態を
「無為自然」といいます。

無為自然は、大きく自由で、とらえどころのない状態ですから
人間がいくら理屈を積み上げて考えて見てもわからない
不思議な、そしてとても快適な世界なのです。
そして考えて、理屈を重ねれば重ねるほど、
実は無為自然からは遠ざかるのです。

ですから、まずは理屈からでなく、
体から学びましょう
気の流れが滞っているところに
山の清流にさらさらと水が流れるように
気をながし、廻らせて
その気分を味わってみましょう
そして体感してみましょう。

それが 「気の導引術」なのです。

人生ゲームの喧噪から解放されて
無為自然を体感するひととき
そこには、まるで自分の体に新鮮な水がさらさらと流れるように
ここちよい気の流れがもどってきます。

自分の体を忘れるような
軽さと快適さがあるのです

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更新日　2013年08月18日