TOP > 「気」の健康コラム~PHPからだスマイル連載コラム > 「気」の健康コラムVol.1 足るを知る
皆さん、お元気ですか。
木々が青々と葉を広げ、街中も野山も、一気も自然の生命力溢れる季節となりました。自然の成長の力が高まるこの季節は、人間の体の「気」も活動的になり、新しいことへのチャレンジの気持ちがわきやすくなります。
これも人間も天地自然の一部と考える「老子」TAOの身体論からすれば、とても自然なことなのです。そして、この季節は、それを押しとどめることもなく、素直に行動に移すことが体に良いのです。
ここで、大切なのは無理をしないこと。「老子」も教えています。「足るを知る」と。
基本は楽しくできる範囲で行うということでしょう。そしてあるとき、楽しくなくなったとしたら、それは自分自身の「気のパワー」以上に無理をされているということです。
気は生命力そのもの。無理は禁物です。
高齢化社会に突入した日本や先進国の人々が肉体の老化とともに衰えているのは、認知症に代表される脳の老化です。
そこで常に脳を活性化し、柔軟に物事を受け入れる自分であるためにお勧めしたいのが、自分よりずっと若い人の話や、子供の話を素直に聞いてみる、ということ。
これは、コミュニケーションも自然にとれるようになる、非常に良い方法です。
※月刊誌「PHPからだスマイル6月号」掲載コラム(早島妙聴監修)より