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― 人生を最高に生きる 老子の言葉 ―
物壮(さかん)なれば則ち老ゆ
── ものが盛んな時は、その内面で多くの精力を消耗している。
この章は、日頃から体が健康で気力のあるタイプで、
加えて気まじめな日本人にとって、最も大切な老子からのメッセージです。
元気で働き盛り、自分はまだまだ――
そう思っている時にも、
体内では多くの精力が消耗されており、
その精力を消耗したままで、補うことをしなければ、
老衰をはやめ、寿命を縮めることになると言うのです。
日頃、非常に健康で、あまり病気をしないタイプの人は、
少々の疲れは快適にさえ思えて働き続けてしまいますが、
それは天地自然の流れから見たら、
陰陽調和の原則に反していることになります。
働くという陽の行動を行ったら、
休むという陰の行動で調和しなければならないのです。
そうでないと、体のバランスを崩して病気になり、
気を消耗しすぎて、寿命を縮めてしまうことになります。
働いたら休む、そう、陰陽調和ですね。
どんな分野でも、成功する人は、知らず知らずのうちに、
この陰陽調和を身につけて、人生に生かしています。
仕事の出来る人は、実は休み上手なのです。
つまり、言い換えれば、働いたら休む、というこの法則を自然に身につければ、
天地自然の気を上手に調和させて元気に人生を送れるのです。
生涯現役には、休み上手が大切なのです。
物壮则老
── 事物处于巅峰时期时,它的内部正消耗着大量的精力
对于平日里身体健康、精力充沛,而又有些过于认真的日本人来说,这一章是老子传递给我们的最为重要的讯息。它告诉我们:即便是工作上觉得自己精力充沛、劲头十足的时候,其实体内正在消耗着大量的精力,如果无法及时补充的话,人就会提早衰老、甚至缩短寿命。相信有不少读者都会觉得:“啊,这说的不就是我吗”。那么,我们应该怎样去做呢,答案很简单。如果感觉累了,就去休息吧。这是遵循无为自然的身体原理的真理,其实无论是工作还是休息都同等重要。如果我们不遵循天地自然的原理法则而生就会生病——教会我们这一点的其实是《老子道德经》。提到《老子道德经》,人们往往会认为是很难理解的中国哲学,与我们的日常生活没有关系,离我们的生活很远,不过其实仔细读来,里面写了很多与日常息息相关的很重要的切身问题。
日常生活中,身体非常健康不常生病的人,对稍许的疲劳感到舒适,想要提高成绩,完成工作,不断地努力着。但是,从天地自然的法则来看,这样做是违反了阴阳调和的原则。所谓阴阳调和,就是指宇宙和自然的原理法则。宇宙中所有的事物,都是在阴阳相协调的作用下运转的。也就是说,采取“工作”这一阳性的行动,就要以“休息”这一阴性的行动进行调和。如果不这样做,就会使导致身体失衡,引发疾病,过度消耗人体之气,最终缩短寿命。工作与休息相结合,这就是阴阳调和。
从身体方面看,婴儿是最无为自然的。因此,《老子道德经》主张像婴儿学习。因为婴儿可以哭一天声音却不会嘶哑。为什么呢?这是因为婴儿哭泣的时候掌握了自然的呼吸法,调和了阴阳。他们并不是一直不间断地哭,而是适当地休息,留出喘息的时间。这绝妙的方法就是无为自然。像婴儿啼哭一样,做事掌握好绝佳的平衡,就不会感觉疲惫了。
不论什么领域,成功者总能在不知不觉间掌握阴阳调和,并活用于自己的人生中。实际上,工作能力强的人都懂得如何休息。即使一天时间也按阴阳调和来利用,一边转换心情,一边愉快地提高工作效率。换言之,如果能自然掌握工作完就休息这一法则的话,就能很好地调和天地自然之气,精神饱满地度过每一天。对于一生都投身于工作的人来说,善于休息很重要。
※このページは、KKベストセラーズ発行の月刊誌「一個人」の連載記事
「人生を最高に生きる 老子の言葉(早島妙聴監修)」より抜粋しております。
この連載は、定本「老子道徳経の読み方 早島天來編」に更に詳しい解説を加え、
老子の言葉をわかりやすく伝えています。
記事の全文は、KKベストセラーズ「一個人12月号」をご覧ください。
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更新日 2014年10月27日