TOP > 無為自然とは > 感情もありのままに表現する
感情は無理に抑えなければ、爆発することもありません。
日頃おさえていると、それが限界にきて
ある日、爆発してしまい、
せっかくこれまで長いこと我慢してきた苦労も水のあわ となりかねません。
人生に大きな汚点、なんてもったいないですね。
人間は喜び、悲しみ 怒り 憂い
いろいろな思いがわいていいのです。
そしてもし爆発させてしまったら
すなおに 昨日はごめんなさい
ちょっと怒りすぎました
と相手につたえましょう。
突っ張って いつまでも黙っていると
結局自分が苦しくなるばかりです。
やはり無為自然に
いやな感情は
ながく引きずらない生き方をすることです。
感情はわいていいのです。
ただそれを 引きずらないこと
これが大切なのです。
昨日あった出来事を 何度も思いだして
何度も追体験して 腹をたてたら
あなたの 大切な人生に
何度もあのいやな体験を繰り返していることになります。
感情は波立ってもいいのです。
ただ その出来事が終わったら すぐ元にもどる
それが無為自然なのです。
まるで池の水のように
風がふいてゆらぐけれど また風がやめば静かになるように
それこそが無為自然なのです。
感情があるから 人生が楽しいのです。
天來大先生はよくおっしゃっておられました。
と。いいか
人生は良いことも 悪いことも
いろいろあるが
枯れ木の悟りを求めてはだめだ喜び 悲しみ 怒り
いろいろあって また楽しい人生なんだよ
さあ、天地自然から与えられた
私たちの感情を 自然に表現し
貯めることなく
突然爆発させることなく
水のように
無為自然に
生かされてゆきましょう。
これこそがTAO道 の生き方なのです。
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