「生きるタオ」のトップページに書かれているこの書は道家道学院設立者の早島天來宗師が書かれた書です。
この文字はやさしく、そして気があり、迷いが無い、この書から伝わってくるメッセージには、とても深く、大切なものが沢山込められています。
地球温暖化現象や、それに付随するさまざまな天災や異変の中で、人類の未来を生きぬくために、
そしてこれからの未来に、どんな世界を目指せばよいのか
そんな大きな課題をつきつけられているのが現代に生きる私達です。
そして実は、古代中国に生まれたタオイズムは、
その答えを、すでに何千年もまえに用意してくれていたのです。
この渾沌の時代にこそ、無為自然に生かされる、タオイズムの思想や生き方を知ることにより、
未来への不安や恐れから解き放たれ、豊かな幸せな人生を送ることができることを
一人でも多くのみなさまにお伝えしたいと、このサイトを立ち上げました。
自然の一部である私達人間が、本来の無為自然な姿や考え方を取り戻し、
自分自身の中に「生きるタオ」を実感できたら、きっとどんな天災にも、また社会的混乱にも、
むやみにおびえることなく立ち向かい、また受け入れて、その一生を幸せに楽しく豊かに生きられるのです。
このサイトが、現代に無為自然の幸せな生き方を伝えるタオイズムを普及する、一ページとなれば幸いです。
私達日本人は、2011年3月11日の東日本大震災を経験し、
人間があらがうことのできない自然の驚異を目の当たりにしました。
昨日までの平和な日々が一瞬にして破壊されたあの日。
またその後も度々世界でおこっている観測史上最大といわれるような大嵐や大風、
大雪、温暖化現象によるさまざまな気候の変化などを見るにつけ、
これからの人類の未来はどうなるのだろうと、不安を感じずにはいられません。
また毎年のように新型インフルエンザ感染のニュースが報道され、
国をこえて風にのって流れてくる公害から、
どうやってこれからの子供達を守ってゆくのかと、不安はつきることがありません。
これから生きる指針として何を求めたらよいのか?
古代中国の賢人達は、宇宙の星の運行、天地自然の変化や地球上の動植物を観察し、
そこにすべての問題を解決する答えを見つけたのです。
それが道TAOなのです。
私達人類がこれからどのようなことを指針として生きればよいか、
という疑問に対して、もう人間がつくり出した考えや思想では説明しようのないのです。
そして今、3.11によって自然の驚異を目の当たりにし、
あわせて原子力発電所の事故により、人間の力の及ばない世界があることを、
あらためて思い知らされた私達日本人が、これからどのように生きぬいてゆくのか、
それは世界が注目していることでしょう。
TAO道とは、古代中国の人達がみつけた宇宙、この大自然に貫徹している絶対法則のことです。
天地自然の法則のことです。
古代中国は世界の中でも非常に文化が進んでいた地域でした。
有名な中国の四大発明といわれる羅針盤、火薬、紙、印刷など、
多くの重要な文明の発明は中国から始まっていたのです。
まだ人間が野生動物とともに生きていた時代に、古代中国の人々は、野生動物から身を守るために、
その動きを観察し、習性を研究しました。
そして、野生動物は病気では死なないということに気付いたのです。
そしてその野生動物の動きを研究し、真似することによって、二本足歩行による、
さまざまな不都合や不調が緩和されることを発見しました。
それが道家道学院で指導している導引術のルーツである導引のはじまりなのです。
また、空をみあげて星の運行に法則があることを見つけ出し、
その法則によって気候の変化、季節のめぐりがあることを発見しました。
そして、そういった観察や研究のなかで、古代中国の人々は確信したのです。
この私達が存在している宇宙、地球、自然には、我々人間が手を触れることも、
左右することもできない宇宙の絶対法則が貫徹していて、その法則によって、
私達人間の心も体も、そして当然人生も、存在すべてが影響されているという事実。
そして、その常に変化し、つかみどころの無い名づけようのない、
その大きな宇宙の絶対法則を、道TAOと名づけました。